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【薄毛対策】薄毛に効く栄養素 亜鉛

薄毛の進行を抑えるために有効な栄養素はたくさんあります。今日はその栄養素の一つである亜鉛について解説します。

目次

 亜鉛の効果

亜鉛の薄毛に対する効果は、大きく分けて二つ存在します。

ケラチンの合成

人間の髪の毛はその約90%がタンパク質で構成されています。そのタンパク質のことを「ケラチン」と呼びます。

ケラチンは肉、魚、豆、野菜などから摂取できる18種類のアミノ酸から構成されており、髪の毛、皮膚を作るのに使われます。

亜鉛は、この材料となる18種類のアミノ酸を合成し、ケラチンを作る働きがあるのです。

すなわち、亜鉛が不足するとケラチンが不足してしまい、ケラチンが不足すると髪の毛が十分に作れなくなってしまいます。

薄毛の進行を抑えるには、肉、魚、豆、野菜などの食事から18種類のアミノ酸をしっかりと摂取し、同時に亜鉛も不足させないようにする必要があります。

5αリダクターゼの抑制

AGA(男性型脱毛症)を引き起こす要因となる酵素のことを「5αリダクターゼ」と呼びます。

そもそもAGAの主な原因は「ジヒドロテストステロン(DHT」という男性ホルモンです。

このDHTが髪の毛の正常なサイクルを狂わせてしまうのです。

そしてDHTを作っているのが、テストステロンと5αリダクターゼです。

テストステロンもDHTと同じく男性ホルモンの一種であり、男性はもちろんのこと、女性も多少は分泌されているホルモンです。

このテストステロンと5αリダクターゼが結びつくことにより、DHTが生成されてしまい、結果としてAGAを引き起こすことになります。

亜鉛にはこの5αリダクターゼを抑制する効果があります。よって、亜鉛の摂取がAGAを抑制することにもつながるのです。

 まとめ

亜鉛には髪の毛の主な構成要素となるケラチンを合成する役割と、AGEの原因であるジヒドロテストステロン(DHT)を抑える役割があります。

亜鉛は主に生牡蠣、レバー、牛肉、煮干し、豚肉、魚類全般など様々な食べ物に含まれているので、これらを意識的に摂取することで亜鉛不足を防止できます。

薄毛に悩んでいる方は、是非亜鉛を積極的に摂取しましょう。